
この記事では、「憲法改正とは何か」と「改正するためにはどんな手続きが必要なのか」を詳しく解説していきます。
憲法改正とは何かをお知りになると、国のシステムについてご理解されやすくなります。
まずは、憲法改正とは何かの解説です。
憲法改正とは憲法を是正するための国のシステム

憲法改正とは、国の最高法規である憲法をより正しく修正(改正)することをいいます。2019年現在憲法改正は一度も行われておらず、背景には国の最高法規であるがゆえに、憲法96条に書かれている厳しい二重の手続きがあるからです。ではその厳しい手続きを見ていきましょう。
以上で憲法改正とは何かの解説は終了です。
続いて、憲法改正するまでに行われる手続きを解説していきます。
憲法改正するまでの2つの手続き

- 国会での発議
- 国民投票
上の2つの項目は、憲法改正するまでに行われる手続きです。以下ではこの2つの手続きの詳細を記述していきます。
手続き1.国会での発議

まずは国会で発議をしなければなりません。発議は議員数の3分の2以上の賛成を得ないと出来ません。
続いて、2つ目の手続きです。
手続き2.国民投票

発議をすると次の壁は国民投票です。憲法96条によると憲法改正には国民の過半数の賛成が必要です。ですが、今までは過半数が何の過半数なのかが不明でした。そこで国民投票のやり方を詳しくするために2007年に成立した国民投票法では
(1)投票権者は18歳以上の日本国民(2)国会発議後60〜180日間に国民投票を行う、(3)有効投票の過半数の賛成で改正原案は成立などの条件が定められています。
つまり仮に18歳以上の日本国民が1億5000万の場合は条件が過半数なので7500万人とプラス1人の賛成が必要ということです。
以上で憲法改正するまでの2つの手続きの解説は終了です。
今回は、「憲法改正とは何か」と「改正するためにはどんな手続きが必要なのか」を詳しく解説していきました。憲法改正とは何だったでしょうか?
おさらいをすると、憲法改正とは憲法を是正するための国のシステムのことです。また、憲法改正には「国会での発議→国民投票」という憲法96条に記述された2重の手続きが必要です。
最終的には国民投票で過半数以上の賛成を得る必要があるので、憲法改正にネガティブな気持ちを持っている方にはそこまで心配しなくても良いのになと個人的には思います。最後までご覧頂きありがとうございました!
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