こんにちは!美味しい水が大好きなAwaisoraの管理人です!
よくお店で売られている水のラベルには、『硬水・鉱水・軟水』といったいずれか又は2つの表示がされていますよね。
それぞれの簡単な違いは以下の通りです。
- 硬水
- 硬水は、カルシウムやマグネシウムといった硬度が120mg/l以上の水のこと。
- 鉱水
- 鉱水は、ポンプなどにより取水した地下水のうち、溶存鉱物質(水に溶け込んでいるミネラル)が含まれている地下水のこと。
- 軟水
- 軟水は、カルシウムやマグネシウムといった硬度が120mg/l以下の水こと。
今回は、この硬水と鉱水・軟水について、水が大好きな私がそれぞれの違いをやさしく掘り下げて解説していこうと思います!

硬度
水1000ml中に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を表わした数値を『硬度』といいます。
ここでは硬度の違いを解説していきます。
硬水
WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/l以上の水を『硬水』といいます。
なので、鉱水や軟水と違う点は硬度が120mg/l以上の水と限定されている所です。
鉱水
鉱水は、硬水や軟水と言葉が似ていますが、実は鉱水という言葉に硬度は関係ありません。
最初に説明した通り、鉱水はカルシウムやマグネシウムといったミネラルを含んだ地下水のことです。
なので鉱水には、硬水や軟水に見られるカルシウムとマグネシウムの含有量による違いはありません。
軟水
WHO(世界保健機関)の基準では、硬度が120mg/l以下の水を『軟水』といいます。
なので、硬水や鉱水と違う点は硬度が120mg/l以下の水と限定されている所です。
採取場所
例えば、アメリカで採れた水や海の近くで採れた水など、ここではそう言った違いを解説していきます。
硬水
硬水は、硬度が120mg/l以上の水でどこで採取されたかは定義されていません。
なので、硬水に採取場所は関係ありませんね。
鉱水
鉱水は、カルシウムやマグネシウムといったミネラルが含まれた地下水と定義されています。
地下水と定義されているので、鉱水の採取場所は地下です。
軟水
軟水も硬水と同じ様なもので120mg/l以下の水と定義されています。
つまり軟水の言葉の意味に採取場所は含まれません。
味
水は無味無臭と思われがちですが、実は微かに味もあり臭いもするのです。
これは、上述したマグネシウムとカルシウムの含有量による硬度も関係しています。
以下では、それをふまえて『硬水』と『鉱水』・『軟水』の味の違いを解説していきます。
硬水
硬水は、硬度が高いためカルシウムとマグネシウムの含有度が高いです。
そのため、味は金属イオン特有のきしきしとした味がします。
鉱水
鉱水は地下水でミネラル分を多く含んでいます。
そのため硬水のような金属イオン特有のきしきしとした味がします。
軟水
軟水は、硬度が低いです。なので味がしないような気もしますが、水の純度によって味が変化することがあります。
例えば、水にコーヒーを入れると味が変わりますよね。このように不純物質が入っていると味が変化します。
日本での普及率
ここでは、『硬水』と『鉱水』・『軟水』の日本での普及率の違いを解説していきます。
硬水
日本の国土は、7割以上が山で構成されています。山がそれだけ多いとミネラル分を含んだ水が山から多く採取できるため、「日本の水は硬水が多いのかな」と思いがちですが、実は違います。
確かに山は7割以上と多いのですが、傾斜の急な地域がほとんどで水が貯まることなく直ぐに流れてしまいます。
流れのはやい水はミネラル分を蓄積出来ずに海へ流れて行ってしまうため、実は、日本には軟水の地域が多いのです。
そしてスーパーで売られている日本メーカーの水は国産なので、日本の普及率は軟水が多く硬水は少ないです。
鉱水
鉱水は地下水と定義されるので、地下から採取しなければ鉱水と言えません。
地下水は、採取するのに開発費用がかかるほか、日本ではわざわざ地下水を採取しなくても山のふもとの水を採取したり、輸入で補えるので地下水の日本での普及率は少ないです。
軟水
軟水は硬水で説明した通り、日本の地形から日本での普及率は、硬水が少なく軟水が多くなっています。
ちなみに軟水の普及率が多い国は日本だけでなく、アラブやエジプトでもすいった傾向があります。
最後に
今回は硬水と鉱水と軟水の違いを解説しました!硬水と鉱水と軟水の違いについてわかったでしょうか?
硬度の違いや採取する場所によって水の定義が変わるので覚えておくと面白いですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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