【日本語】接続詞一覧・種類や例文【接続詞を用いてより読みやすい文に】

ここでは、接続詞の種類と例文を一覧でご紹介していきます。なお、接続助詞や接続的副詞といった別の品詞も含まれますのでご注意ください。ちなみに、接続詞とは、単語または文の頭に接続して、文と文や語と語などの繋がりの関係性を示す品詞の一類です。日本語の文章に接続詞を使用すると文と文の関係が明らかになり話し手の意思を受け手に伝えやすくなります。詳細は、「接続詞とは」をご覧下さい。

接続詞の種類働き相当する語例文一覧記事
じゅんせつ前の文脈の当然の結果として、後の文脈を導く。だから/そのため/このため/それで/…etc.りんごが落ちた。だから、りんごは地球に引っ張られている。詳細は→「順接一覧表
ぎゃくせつ前の文脈と相反する事柄として、後の文脈を導く。しかし/けど/ただ/だが/…etc.ブーメランを投げた。しかし、返ってこなかった。詳細は→「逆接一覧表
へいれつ対等の関係にあることを示す。および/かつ/それから/ならびに/…etc.遠足は12日。および、13日に行います。詳細は→「並列(並立)一覧表
てん別の物事を付け加える。さらに/また/しかも/おまけに/…etc.財布を無くした。さらに、バッグも無くした。詳細は→「添加(累加・付加)一覧表
たい相違点や共通点を比べる。一方/他方/逆に/それに対して/…etc.地球は青かった。一方、宇宙は真っ黒だ。詳細は→「対比一覧表
せんたく対立点の中からいずれかを選ぶ。または/もしくは/あるいは/ないしは/…etc.明日。または、今日にするか。詳細は→「選択一覧表
れっきょ順序をつけて示す。第一に、第二に、第三に、…(無限)/一つ目は、二つ目は、三つ目は、…(無限)/一点目は、二点目は、三点目は、…(無限)/はじめに・最初に、続いて/…etc.第一に起立、第二に気を付け、第三に礼、第四に着席。詳細は→「列挙一覧表
せつめい理由・根拠を明らかにする。なぜなら/なぜならば/なぜかというと/というのは/…etc.オオカミはよだれを垂らした。なぜなら、赤ずきんが旨そうだったからだ。詳細は→「説明一覧表
そく不十分を補う。または、例外を示す。ちなみに/ただ/もっとも/そのかわり/…etc.桃が川から流れてきた。ちなみに、桃は見送った。詳細は→「補足一覧表
かんげん前の文脈を言い換える。つまり/言い換えると/すなわち/要は/…etc.鉛筆は文字を書ける。つまり、筆記用具だ。詳細は→「換言(言換)一覧表
れい例を示し理解を助ける。具体的には/たとえば/とりわけ/なかでも/…etc.アリが好きだ。具体的には、アリの観察が好きだ。詳細は→「例示一覧表
きょう物事を実現させるためのノルマを示す。それには/そのためには/実現するには/そうする場合/…etc.あの子に想いを伝えたい。それには、勇気が必要だ。詳細は→「教示一覧表
へんてん目標達成後の動作・作用・状態などを見通して述べる(教示の倒置)。それで/そうすれば/それによって/そうすることで/…etc.明日宿題を忘れる。それで、今日はやらずに済む。詳細は→「変転一覧表
てんかん話題を変える。さて/ところで/次に/ときに/…etc.今日は晴れてて気持ちのいい天気ですね。さて、今日のニュースです。詳細は→「転換一覧表
ちゅうもく前の事柄の中からとりあげ注目する。特に/とりわけ/なかでも/…etc.みんな綺麗だけど、特に青色が綺麗。詳細は→「注目一覧表
けつろんこれまでの話題を締め括る。どの道/どっち道/このように/こうして/…etc.A「笑顔にはこんな効果があります。」B「いやいやいや嘘をつくな。本当の効果はこっちだぞ。」A「失礼すね。嘘はついていません。」C「お二方、落ち着いて下さい。どの道、笑顔には良い効果があるということですよね」詳細は→「結論一覧表

接続的副詞一覧【種類別】

種類働き例文相当する語
仮定仮を定めてその場合に起こることを考察する。もし、俺がいなかったら、お前が1位だったな。もし/仮に/たとえ/よしんば/ば/たら/なら/とすると/とすれば/しからば/かぎりは/に拘わらず/といえども/ことには/ては/してみると/してみれば/してみたら/くせに/のに/まさか/よもや/ひょっとすると/それであれば/それでなければ/しては/しようものなら/しようことなら  
空間空間上の位置を示す。メガネならにあるじゃん!前/前方/手前/後ろ/後方/隣/続いて/接して/奥/向こう/彼方/あちら/こちら/上/上部/上側/下/下部/下側/左/左側/右/右側/周り/周囲/周辺/あたり 
時間(歴史)事柄の時間と歴史を示す。まもなく、終業のチャイムだ。まもなく/やがて/それから/そうすると/そうしたら/すると/とたんに/瞬間/続いて/引き続き/受けて/前/後/同時/様/とき/と/やいなや/そばから/かと思うと/が早いか/かと思えば/かと思う間もなく/かとみれば/ままで/したとたん/して 

以上が、日本語の接続詞一覧・種類や例文の紹介でした。接続詞がこれだけあると、文章を書いている方は嬉しいですよね。最後までご覧いただきありがとうございました!この他にも、「品詞一覧表」などの情報発信をしていますのでよろしければご覧ください。