この記事では、日本語の終助詞の「かい」とはなにかについて解説した後その終助詞の「かい」についての問題を出題していきます。なお終助詞とは、文の終わりに付いてある気持ちを添える助詞の一類のことです。お気になるかたは詳しくは、「終助詞とは」または「終助詞の一覧表」に一覧としてまとめていますのでご覧ください。
終助詞の「かい」とは？三省堂 大辞林 第三版の定義
〔終助詞「か」に終助詞「い」が付いてできたもの〕
出典：三省堂 大辞林 第三版 引用：コトバンク
文末に付いて、質問・反問の意を強める。か。 「入ってもいいです－」 「そんなことあるもん－」 〔近世以降、話し言葉に用いられた語〕
辞典の三省堂 大辞林 第三版には、以上のような終助詞の「かい」についての働きが複数定義されています。
ただし、少し長いため要約します。
大辞林の終助詞「かい」の定義を要約
- か（終助詞）
- 文末のいろいろな語について、相手に親しみ＋疑問・反問・確認・推進の意を添える。
終助詞の「かい」の文法・用法は以上です。
続いて、例文を紹介します。
終助詞「かい」を用いた３つの例文
- 身体がボロボロだが、大丈夫かい？（質問）
- これをお前が全部食べたのかい（疑問）
- それでも生きたいと思うのかい（反語）
以上で、終助詞の「かい」とはなにかについての解説は終了です。続いて、終助詞の「かい」についての問題を出題していきます。
終助詞の「かい」について問題を３つ出題
問題1：①、②、③の問題文に含まれる、終助詞の「かい」の数をそれぞれ解答せよ。
①.このお水を飲んでもいいかい？熱くて身体が干からびそうなんだ。
②.夜中に大きな声で歌うばかがいるかい！何回目だよこのばか
③.名案を思いついた。言ってもいいかい？
回答
①.このお水を飲んでもいいかい？熱くて身体が干からびそうなんだ。
②.夜中に大きな声で歌うばかがいるかい！何回目だよこのばか
③.名案を思いついた。言ってもいいかい？
①. １つ ②.１つ ③.１つ
以上、終助詞の「かい」についての問題でした。今回は、１．終助詞の「かい」とはなにか、また２．終助詞の「かい」に関する問題を出題しました。終助詞の「かい」は、他の終助詞と比較して相手に親しみ＋疑問・反問・確認・推進の意を添える要素が強いです。
使い方をしっかり学習することで、お子様へのご教育であれば、表現豊かに疑問や反問の気持ちをしっかりと伝えられるようになり、すでに大人である場合でも文章や話をわかりやすく簡潔に、魅力的な文章や話を表現することができるようになると思います。最後までご覧頂きありがとうございました！
