中古ドメインを取得してブログを開設したものの、記事がインデックスされず表示されないというトラブルに遭遇することがあります。これは単なる検索エンジンの遅れなのか、それとも中古ドメイン特有の問題なのか、適切な対処法を解説します。
中古ドメインがインデックスされない原因
中古ドメインを利用する際に、記事がGoogleに正しく表示されない理由はいくつか考えられます。
① Googleのペナルティを受けている
過去にスパム行為やブラックハットSEO(不正なSEO対策)が行われたドメインは、Googleのペナルティを受けている可能性があります。この場合、インデックスはされても検索結果に表示されないことがあります。
対処法: Googleサーチコンソールの「手動による対策」タブでペナルティの有無を確認しましょう。もしペナルティがある場合は、Googleへ再審査リクエストを送ることができます。
② 過去に悪質なサイトとして運用されていた
ドメインの過去の運用履歴が悪質なサイト(アダルト、ギャンブル、詐欺など)だった場合、Googleはドメインの評価を著しく低く設定していることがあります。
対処法: Wayback Machineを使って、そのドメインが過去にどのようなサイトだったのか確認し、悪質なサイトだった場合はGoogleに再審査を依頼するのも一つの手です。
③ 被リンクの質が悪い
中古ドメインには過去の被リンクが残っていることが多く、それがスパムリンクの場合、Googleからの評価が下がる原因になります。
対処法: Googleサーチコンソールを使ってリンクの分析を行い、不審なリンクを「リンクの否認ツール」で削除申請しましょう。
④ ドメインのエイジングフィルターがかかっている
新規取得したばかりのドメイン(中古含む)は、Googleが一定期間様子を見る「エイジングフィルター」によって検索結果に表示されにくいことがあります。特に数週間~数カ月は検索結果に表示されないことがあるため、根気強く記事を追加し続けることが大切です。
対処法: 良質な記事を投稿し続けることで、時間が経てば徐々に検索結果に表示されるようになります。
中古ドメインの返品はできる?
中古ドメインが「不良品」だった場合、返品できるかどうか気になるところですが、一般的にドメインの購入は返品・交換ができません。
ドメインの販売サイト(お名前.comなど)では「ドメインはデジタル資産であり、一度購入したら返金不可」としていることがほとんどです。したがって、購入前にドメインの状態をよく調査することが重要です。
中古ドメインを購入する際のチェックリスト
今後、中古ドメインを購入する際には以下の点をチェックするとトラブルを避けられます。
- Googleサーチコンソールでペナルティの有無を確認
- Wayback Machineで過去のサイトの履歴を確認
- ahrefsやMozで被リンクの質をチェック
- ドメインオーソリティ(DA)を確認(低すぎるとSEO的に不利)
- Googleで「site:ドメイン名」を検索し、検索結果に出るか確認
まとめ
中古ドメインで記事がインデックスされない原因には、Googleのペナルティや過去の運用履歴の問題が関係していることが多いです。
- Googleサーチコンソールで手動ペナルティをチェックする
- Wayback Machineで過去のサイト履歴を確認する
- 悪質な被リンクがないか調査し、必要なら否認する
- エイジングフィルターの影響で数週間~数カ月かかる場合もある
中古ドメインの返品は基本的にできませんが、SEO対策をしっかり行うことで改善できる可能性があります。焦らず、計画的に運用を続けましょう。
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