EasyThreed K7でABSやPETGを印刷するためのヒートベッド改造方法

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3Dプリンターの改造に興味がある方にとって、ヒートベッドの追加や変更は非常に効果的な手段です。EasyThreed X1にヒートベッド改造を施した事例を見た方も多いと思いますが、EasyThreed K7に同様の改造を施すことで、ABSやPETGといった素材を使用することができるのでしょうか。この記事では、EasyThreed K7におけるヒートベッド改造について、必要な手順や注意点を解説します。

EasyThreed K7とABS/PETGの印刷の課題

EasyThreed K7は、通常PLAなどのフィラメントを使用した印刷が前提となっている低価格帯の3Dプリンターです。ABSやPETGのような高温が必要な素材を使用するためには、ヒートベッドの温度を十分に上げる必要があります。これらの素材は、プリント時に収縮しやすいため、温度管理が非常に重要です。

そのため、標準のヒートベッドではこれらの素材に対応するための温度を維持することが難しいため、改造が必要になります。

EasyThreed K7へのヒートベッド改造の必要性

ABSやPETGを印刷するためには、ヒートベッドを60℃~110℃まで加熱できることが求められます。しかし、EasyThreed K7の標準のヒートベッドは、最大で50℃程度しか加熱できないため、これらの素材には不十分です。そこで、ヒートベッドの改造が必要になります。

改造には、より高温に耐えられるヒートベッドを購入し、交換するか、現行のヒートベッドに加熱パッドを追加して温度を上げる方法が考えられます。

改造手順と必要なパーツ

EasyThreed K7にヒートベッド改造を施すために必要なパーツは以下の通りです。

  • 高温に対応できるヒートベッド(例えば、12V 24V対応のもの)
  • 加熱パッドやセンサー(温度調整のため)
  • 新しい電源ユニット(必要に応じて出力を強化)
  • 適切な配線と接続用具

まずは、ヒートベッドを交換し、適切な温度に達するように調整します。加えて、改造後はプリンターの温度管理を正確に行うため、ファームウェアの設定変更や温度センサーの校正を行う必要があります。

改造後の注意点とトラブルシューティング

ヒートベッドを改造すると、予期せぬ問題が発生することもあります。改造後の注意点としては、以下の点が挙げられます。

  • 過熱による回路の故障:改造後は温度管理を慎重に行い、過熱を防ぐことが重要です。
  • 電源ユニットの負荷:高温に対応するために必要な電力が増えるため、電源ユニットが十分な出力を持っているか確認します。
  • プリント品質の調整:新しいヒートベッドに合わせてプリント設定を微調整し、素材に合わせた適切な温度や速度を設定します。

これらの問題に対処するためには、十分なテストと調整が必要です。改造後は必ず小さなテストプリントを行い、問題がないか確認しましょう。

まとめ

EasyThreed K7でABSやPETGを印刷するためには、ヒートベッドの改造が必要です。標準のヒートベッドでは十分な温度を維持できないため、より高温に対応できるヒートベッドへの交換が推奨されます。

改造には専用のパーツや調整が必要であり、温度管理や電源ユニットの負荷に注意することが重要です。適切な改造を施すことで、これらの素材を使用した高品質なプリントが可能になります。

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