Yahoo!ブログの「内緒コメント」は他人にどう見えていた?投稿者・ブログ主・第三者それぞれの表示を解説

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2019年にサービスを終了したYahoo!ブログには、通常の公開コメントとは別に「内緒」というコメント機能がありました。コメント投稿時に「内緒」をオンにすると、そのコメントを一般公開せず、ブログの記事を書いた本人とコメント投稿者だけでやり取りできる仕組みです。

この機能について後から振り返ると、「他の読者にも内緒コメントが投稿されたこと自体は分かったのか」「投稿者名だけ見えていたのか」「コメント欄から完全に消えていたのか」といった表示仕様が分かりにくくなっています。

Yahoo!ブログはすでに終了しているため現在の公式ヘルプをそのまま確認することはできませんが、保存されている旧Yahoo!ブログのページには、「内緒をオンにして投稿すると、そのコメントはあなたと記事の作者にしか表示されません」という説明が残っています。ここでは当時の仕様を、誰から何が見えていたのかという視点で整理します。

Yahoo!ブログの「内緒コメント」とは

Yahoo!ブログのコメント投稿欄には「内緒」のオン・オフを選ぶ項目がありました。オンにして投稿したコメントは、公開コメントとは異なる扱いになります。

保存されているYahoo!ブログのページでは、コメント投稿欄の下に「『内緒』を『オン』にして投稿すると、そのコメントはあなたと記事の作者にしか表示されません」と明記されています。[参照:保存されたYahoo!ブログ画面]

つまり基本的な考え方は、現在のブログサービスでいう「非公開コメント」「管理者だけに表示」と似ています。ただしYahoo!ブログでは、投稿者自身もログインしていれば自分の内緒コメントを確認できるという特徴がありました。

他の読者にはコメント本文は表示されなかった

最も重要なのは、内緒コメントとして書いた本文が第三者へ公開されることはなかったという点です。

例えば「メールアドレスを伝えたい」「個人的な相談をしたい」「公開コメント欄では書きにくいことをブログ主へ伝えたい」といった場合に利用されていました。

Yahoo!ブログから移転した利用者の記録にも、「コメント欄の右側にある内緒へチェックを入れると、他の方には見えず、自分だけに見える」と説明した例が残っています。[参照:Yahoo!ブログ利用者による旧機能の説明]

第三者からは「誰が何を書いたか」は分からなかった

内緒コメントの目的は投稿者とブログ主だけで会話することだったため、他の一般読者がそのコメント本文を読むことはできませんでした。

また、第三者が通常の公開コメントと同じように投稿者名と本文をセットで閲覧できる仕組みでもありませんでした。

つまり、第三者がコメント欄を見ただけで「○○さんがこういう内容の内緒コメントを書いた」と知ることはできませんでした。

では第三者には内緒コメントが完全に存在しないように見えた?

ここはYahoo!ブログの当時の表示を思い出す際に混乱しやすいポイントです。内緒コメント本文そのものは第三者に表示されませんが、ブログ主がそのコメントへ公開状態で返信した場合、周囲から「内緒のコメントがあったらしい」と推測できることがありました。

Yahoo!ブログから移行された古いコメント欄には、ブログ主側の返信として「内緒さん」「内緒様」と呼びかけている記録が多数残っています。

例えば旧Yahoo!ブログの記事を引き継いだページには、ブログ主が「> 内緒さん、こんばんは」と返信している例があります。これは元の内緒コメントに対するブログ主側の返信が公開され、その結果として第三者にも内緒コメントの存在が間接的に分かるケースがあったことを示します。[参照:Yahoo!ブログから移行されたコメント記録]

「内緒さん」と表示されるケースはどういう意味?

Yahoo!ブログ利用者の間では、非公開コメントを書いた相手をブログ主が返信時に「内緒さん」と呼ぶことがよくありました。

移行された旧Yahoo!ブログの記事を見ると、「内緒さん:ありがとうございます」「内緒様」といったブログ主側の公開返信が多数確認できます。

ただし、これは「Yahoo!ブログが第三者へ内緒コメント投稿者を自動的に『内緒さん』と公開していた」という意味とは限りません。ブログ主が内緒コメントへの返信内容を通常コメントとして投稿し、その相手を便宜的に「内緒さん」と呼んでいる例も多いためです。

内緒コメントを書いた本人にはどう見えていた?

内緒コメントを投稿した本人がYahoo! JAPAN IDでログインしている場合は、自分自身が投稿した内緒コメントを確認できました。

保存されたYahoo!ブログ画面の説明が「あなたと記事の作者にしか表示されません」となっていることからも、閲覧できるのは投稿者本人と記事作者の2者だったことが分かります。

つまり、内緒コメントを投稿した後に画面上で自分のコメントが見えていても、「他の読者にも見えている」という意味ではありませんでした。

ブログ主にはもちろん内容が見えていた

記事を書いたブログ主には内緒コメントの内容が表示されました。そもそもブログ主へ非公開で内容を伝えることが機能の目的だからです。

そのためメールアドレス、連絡先、個人的な質問など、公開コメント欄へ書きたくない情報を伝える手段として利用する人もいました。

実際、Yahoo!ブログ利用者がサービス終了後に振り返った記録でも、「Yahooブログの時はコメント欄に内緒で相談コメントなどもいただいて非常に便利でした」と述べられています。[参照:Yahoo!ブログ利用者による回想]

第三者から見た状態を整理すると分かりやすい

見る人 内緒コメント本文 投稿者情報
コメント投稿者本人 見える 自分の投稿として確認可能
記事を書いたブログ主 見える 投稿者を確認可能
その他の一般読者 見えない 内緒コメント本文からは確認できない

基本仕様として覚えておけばよいのは、内緒コメントそのものを読むことができたのは投稿者とブログ主だけという点です。

ブログ主が返信すると内緒コメントの存在が分かる場合があった

内緒コメント自体は第三者に見えませんが、ブログ主が公開コメントで返事をした場合には状況が少し変わります。

例えばブログ主が「内緒さん、ご連絡ありがとうございます。後ほどメールします」と通常コメント欄へ書けば、一般読者からも「誰かが非公開コメントを送ったらしい」ということは分かります。

しかし、その場合でも元の内緒コメント本文が公開されるわけではありません。何を書いたのかは、ブログ主が返信文の中で内容を明かさない限り第三者には分かりません。

内緒コメントへの返事も内緒にしたい場合

Yahoo!ブログでは、内緒コメントを使った投稿者とブログ主の間で非公開のやり取りを行う使い方もありました。

移転後のブログ利用者がYahoo!ブログを振り返り、「双方で内緒のコメントができる」と表現している例も残っています。[参照:Yahoo!ブログ利用経験者による記録]

公開返信をしてしまえば第三者にも返答内容が見えるため、完全に二人だけでやり取りしたい場合には返信側も公開範囲へ注意する必要がありました。

内緒コメントはYahoo!ブログ利用者にとって簡易メールのような存在だった

当時の個人ブログでは、ブログ主のメールアドレスを公開していないケースも珍しくありませんでした。その場合に内緒コメントが簡易的な連絡手段として利用されていました。

例えば「記事について個人的に質問したい」「連絡先だけ伝えたい」「公開すると他の人に迷惑になる情報を送りたい」といった場面です。

Yahoo!ブログ終了後、他サービスへ移転したユーザーの中には「内緒コメントが使えること」を移転先選びの条件にした人もいました。Yahoo!ブログからFC2ブログへ移転した利用者は、他の移行先と異なり内緒コメントを使えることをFC2の利点として挙げています。[参照:Yahoo!ブログからの移転記録]

Yahoo!ブログ終了後は現在のYahoo!サービスと混同しないこと

Yahoo!ブログは2019年12月15日にサービスを終了しています。そのため、現在のYahoo!ニュースのコメント機能、Yahoo!知恵袋などのコメント・投稿機能とは別物です。

現在のYahoo!ニュースで使われる「コメントを非表示にする」といった機能は、旧Yahoo!ブログの「内緒コメント」とは仕組みも目的も異なります。

昔のYahoo!ブログについて調べる場合は、現在のYahoo!ニュースのヘルプではなく、保存された旧ブログ画面や当時の利用者による記録を確認する必要があります。

当時の画面には内緒のオン・オフが明記されていた

保存されているYahoo!ブログの記事画面を見ると、コメント投稿欄には「表示名を選択」に続いて「内緒 オン/オフ」という選択肢が存在していたことが確認できます。

さらにそのすぐ下には、「『内緒』を『オン』にして投稿すると、そのコメントはあなたと記事の作者にしか表示されません」と説明されています。

この当時の実画面が、内緒コメントの公開範囲を確認するうえでは非常に分かりやすい資料です。[参照:旧Yahoo!ブログ画面]

内緒コメントを書いたこと自体を完全に秘密にできたとは限らない

本文は第三者から読めないものの、「内緒コメントをした事実まで絶対に誰にも推測されない」という意味ではありません。

前述のようにブログ主が「内緒さんへ」と公開返信すれば、第三者にも内緒コメントがあったことは分かります。またコメント件数など周辺表示の状況によって、公開コメント以外にも投稿が存在することを推測できる場合もありました。

したがって内緒機能は「内容を非公開にする機能」と理解するのが適切で、「その人がブログ主と連絡したという事実まで完全に秘匿する機能」とまでは考えないほうがよいでしょう。

ブログ主が内容を引用してしまえば第三者にも分かる

当然ながら、システム上は非公開でも、ブログ主自身が返信で内容を引用すればその部分は一般公開されます。

例えば内緒コメントで「○月○日に会えますか」と書き、ブログ主が公開コメントで「○月○日で大丈夫です」と返せば、元コメントを読めない第三者にもある程度内容を推測されます。

個人的な内容を送る場合には、「返信も内緒でお願いします」と書く利用方法が考えられました。

ログインしていない読者から見ても本文は見えなかった

内緒コメントの閲覧権限はYahoo!ブログ上で制御されていたため、一般の閲覧者がログアウト状態でページを開いても本文を見ることはできませんでした。

これは単に文字色を背景色と同じにしたり、折りたたんで隠したりしている仕組みではなく、表示対象を投稿者本人と記事作者へ限定する機能だったためです。

したがってページの通常閲覧だけで第三者が内緒コメントの本文を読むことはできませんでした。

「内緒コメント」と「限定公開記事」は別の機能

Yahoo!ブログには記事そのものの公開範囲に関する機能もありましたが、それと内緒コメントは別です。

内緒コメントは公開記事のコメント欄でも利用でき、記事自体は誰でも読める一方で、一部のコメントだけをブログ主と投稿者の間に限定できました。

そのため公開記事の下に内緒で個人的な連絡を書き込む、という使われ方が可能でした。

他のブログサービスの非公開コメントとは表示仕様が同じとは限らない

FC2ブログ、WordPress、ライブドアブログなどにも類似する非公開コメント機能やプラグインがありますが、細かな表示仕様はサービスごとに異なります。

あるサービスでは第三者にも「非公開コメントがあります」と表示されることがあり、別のサービスではコメントそのものが完全に見えなくなる場合があります。

そのため、現在利用しているブログサービスの仕様をそのままYahoo!ブログへ当てはめるのではなく、Yahoo!ブログ独自の「あなたと記事作者だけに表示」という説明を基準に考えるのが適切です。

内緒コメントの仕組みを簡単な例で確認

例えばAさんがブログを書き、BさんとCさんが読者だったとします。BさんがAさんの記事へ「メールアドレスはこちらです」と内緒コメントを投稿したとします。

Bさん自身には投稿した内容が見え、ブログ主のAさんにもその内容が見えます。一方、第三者であるCさんが同じ記事を開いても「メールアドレスはこちらです」という本文を読むことはできません。

ただしAさんが公開コメントとして「内緒さん、連絡先ありがとうございました」と返信すれば、Cさんにも「誰かが内緒コメントを送ったらしい」ということだけは分かる、というイメージです。

まとめ:Yahoo!ブログの内緒コメント本文は他の読者には表示されなかった

Yahoo!ブログの「内緒」コメントは、コメント投稿欄で内緒をオンにすると、コメントを書いた本人と記事の作者だけが閲覧できる仕組みでした。保存されている当時のYahoo!ブログ画面にも、その仕様が明確に記載されています。[参照:旧Yahoo!ブログ画面]

したがって、一般の読者に内緒コメントの本文が表示されることはありませんでした。投稿者自身に表示されていたとしても、それは投稿者本人に閲覧権限があったためで、他のユーザーにも同じように表示されていたわけではありません。

ただしブログ主が通常の公開コメントで「内緒さん、ありがとうございます」などと返信すると、第三者にも内緒コメントが投稿されたことを間接的に知られる場合がありました。Yahoo!ブログから移行された過去のコメント記録にも、こうした「内緒さん」宛ての返信が数多く残っています。

つまり当時の仕組みを端的に整理すると、「内緒コメントの内容は投稿者とブログ主だけに表示される。ただしブログ主の返信などによって、内緒コメントが存在したことまで完全に秘密になるとは限らない」という理解が最も分かりやすいでしょう。

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