かつて提供されていた「Yahoo!ブログ」で収益化を考える場合、気になるのがアフィリエイト広告を掲載できたのかという点です。現在のブログサービスではアフィリエイトが一般的ですが、Yahoo!ブログには独自の商用利用ルールがあり、好きなASPの広告を自由に掲載できるサービスではありませんでした。
Yahoo!ブログは2019年12月15日にサービスを終了しているため、現在新たに広告を掲載することはできません。本記事では、サービス提供当時のルールを中心に、アフィリエイト広告の扱いや例外について整理します。
Yahoo!ブログでは原則として商業目的・広告目的の利用が制限されていた
Yahoo!ブログでは、少なくとも過去のガイドラインにおいて、商業目的や広告目的でブログを利用することが原則として禁止されていました。そのため、「無料ブログなのだから好きなアフィリエイト広告を貼ってよい」という仕組みではありませんでした。
当時のYahoo!ブログのガイドラインについて引用された記録を見ると、商業目的・広告目的での利用を禁止する一方、Yahoo!側が指定したサービスについては例外が設けられていたことが確認できます。
つまり、「アフィリエイトは全部禁止だった」「アフィリエイトなら何でも掲載できた」のどちらも正確ではなく、Yahoo!側が認めたものかどうかが重要だったと考えるのが適切です。
例外として認められていたアフィリエイトサービスがあった
過去のYahoo!ブログガイドラインに関する記録では、Yahoo!ショッピングやYahoo!オークションなどへのリンクに加え、Yahoo! JAPAN内で提供される指定のアフィリエイトサービスについて例外的な扱いが設けられていた時期が確認できます。
当時のガイドラインを引用した資料では、バリューコマースがYahoo! JAPAN内で提供するアフィリエイトサービスへのリンクなどが例外として挙げられています。したがって、Yahoo!ブログでは運営側が正式に認めた範囲内でアフィリエイトを利用できるケースがあったということになります。
一方で、Yahoo! JAPANが提供・指定していない外部アフィリエイトサービスの利用や他社広告の表示などについては、ガイドライン違反になるとされていました。そのため、現在のWordPressサイトのように複数のASPから広告コードを取得して自由に掲載する運用とはかなり事情が異なります。
Amazonや楽天など外部ASPの広告を自由に貼るブログではなかった
Yahoo!ブログの特徴を理解するうえでは、「広告を表示できる技術的な方法があること」と「利用規約上認められていること」を分けて考える必要があります。仮に外部サイトへのリンクを作成できたとしても、それだけでアフィリエイト利用が許可されていることにはなりません。
たとえば一般的な独自ブログでは、Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、各ASPなどを組み合わせて収益化する方法があります。しかしYahoo!ブログでは、当時のガイドラインによって商用・広告目的の利用そのものに制限が設けられていたため、同じ感覚で外部ASPを利用することはできませんでした。
特定の商品やサービスを繰り返し宣伝・勧誘する行為についても、商用利用と判断される可能性が示されていました。広告リンクそのものだけでなく、ブログ全体が何を目的として運営されているかもポイントだったわけです。
「アフィリエイト禁止」と「一部利用可能」が混在して語られる理由
Yahoo!ブログについて調べると、「アフィリエイトは禁止だった」という情報と「アフィリエイトをやっていた」という情報の両方が見つかることがあります。これは必ずしも矛盾ではありません。
Yahoo!ブログでは原則として商業・広告目的の利用を制限しながら、Yahoo!側が指定するサービスへのリンクなどには例外が設けられていた時期があるためです。そのため、どの広告サービスを利用していたのかを確認せずに「できた・できなかった」と判断すると認識が食い違います。
また、長期間提供されたウェブサービスでは規約や機能が途中で変更されることもあります。過去のブログサービスについて調査するときには、「いつの時点のルールなのか」「公式に認められた広告なのか」をセットで確認することが大切です。
Yahoo!ブログは2019年にサービスを終了している
Yahoo!ブログ自体はすでにサービスを終了しているため、現在Yahoo!ブログを新規開設したり、既存ブログへアフィリエイト広告を追加したりすることはできません。そのため、これからブログでアフィリエイトを始める場合は、現在運営されているブログサービスやWordPressなどを利用することになります。
なお、現在のYahoo! JAPANには「Yahoo!ショッピングアフィリエイト」がありますが、これは終了したYahoo!ブログの当時のルールとは別のサービスとして考える必要があります。現在のYahoo!ショッピングアフィリエイトにも独自の利用規約やガイドラインがあり、利用可能な媒体や禁止行為などが定められています。
現在の制度について確認する場合は、Yahoo!ショッピングアフィリエイト利用規約[参照]やYahoo!ショッピングアフィリエイトガイドライン[参照]など、最新の公式情報を確認するのが確実です。
過去の無料ブログの広告ルールを確認するときの注意点
Yahoo!ブログに限らず、無料ブログでは運営会社が広告掲載や商用利用について独自のルールを設定しています。「ブログだからアフィリエイトできる」とは限らず、利用するASP、広告の種類、掲載方法、商用利用の程度などが制限されることがあります。
また、検索で見つかる古いQ&Aや個人ブログの記事は、その記事が書かれた当時の規約を説明している可能性があります。サービスの規約が後から変更されていれば、別の年代の記事と内容が食い違っていても不思議ではありません。
過去のサービスを調べる場合は、公式ガイドラインの保存記録、公式のお知らせ、当時の日付が確認できる資料など複数の情報を照合すると、より正確に判断できます。
まとめ
Yahoo!ブログでは、商業目的・広告目的での利用が原則として制限されており、一般的な外部アフィリエイト広告を自由に掲載できるブログサービスではありませんでした。
一方で、Yahoo!ショッピングなどYahoo!側が指定したサービスや、指定されたアフィリエイトサービスへのリンクが例外として認められていた時期があります。そのため、「Yahoo!ブログではアフィリエイトが完全に不可能だった」というより、原則禁止だが、運営側が認めた範囲には例外があったと理解すると分かりやすいでしょう。
Yahoo!ブログはすでに終了しているため、これからアフィリエイトを行う場合には現在利用できるブログサービスを選び、そのサービスと利用するASP双方の最新規約を確認してから運営することが重要です。


コメント