オゾン層破壊の原因物質を徹底解説!【注目】

オゾン層破壊図 オゾン

 こんにちは、Awaisoraの管理人です。この記事では、「オゾン層破壊の原因物質」について解説をしていきます。一昔前、オゾン層破壊といえば、オゾン層が破壊されていると国際的な問題になり頻繁にマスメディア等のニュースで取り上げられていたことは記憶に残っていませんか?しかし最近は、そのようなオゾン層破壊のニュースをすっかり聞かなくなりました。

 しかし、それには実は理由があります。もし、オゾンの詳細についてご関心をお持ちでしたら「オゾンとは何か」をご覧ください。

 オゾン層破壊の原因を知ることで世界の家電製品の事情が少しわかるようになりますよ!

オゾン層とは大気中でオゾンが最も多く分布している領域のこと

オゾン層

オゾン層とは、地球の大気の鉛直構造において、高度約10km~50 kmほどのオゾンが最も高く分布している領域のことをいいます。このオゾン層は、対流圏(0km~10km)と成層圏(11km~50km)の間に位置します。

オゾンは、このうち高度約20km付近で最も密度が高くなります。 オゾンは、人間や生き物の生命活動にとって有害ですが、菌やウイルスを滅菌したり、オゾン層であれば日常的に太陽から降り注ぐ有害な紫外線(UV-B)から私たち生き物を守ってくれています。

参考:気象庁

オゾン層が破壊される原因はフロン系物質の化学作用

オゾン層が破壊される主な原因は、オゾン層破壊物質 (Ozone depleting substance) の塩素原子(Cl)を作る『特定フロン』や『代替フロン』にあります。

特定フロンや代替フロンなどのフロンは成層圏40kmほどに到達すると、強い紫外線により分解されて塩素原子(Cl)を放出します。

塩素原子はオゾン(O3)と酸素原子(O)の触媒となり、酸素分子(O2)への反応サイクルを進めます。

そうなると成層圏のオゾンがどんどん酸素分子に変化し、破壊されていきます。

特定フロン

  • クロロフルオロカーボン(CFC)

代替フロン

  • ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)
  • ハイドロフルオロカーボン(HFC)
  • パーフルオロカーボン(PFC)
など

グローバルな協力でオゾン層が回復している

このことから現在先進国の家電製品には、ノンフロンというフロンを使わない家電づくりが主流になってきていて、発展途上国でもフロン家電製品が特定フロンから代替フロンに変化しています。

そのおかげで現在オゾンホールが回復しつつます。世界中がフロン問題に取り組んだ成果です。

この事から、もし家電製品にノンフロンであることを宣伝していたら、環境問題に取り組んでいる会社という事をアピールしているのだと思ってください。

今回はオゾン層破壊の原因物質について解説しました!現在、オゾン層が破壊される原因物質のほとんどが塩素原子によるものです。(塩素以外にはハロンから発せられる臭素などもある)

また塩素原子が放出される原因となっているのは、特定フロン(CFC)と代替フロン(HCFC,HFC,PFCなど)によります。最後までご覧頂きありがとうございました!

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