Yahoo!ブログに目次の自動生成機能はあった?標準機能・Wiki文法・手動目次の違いを解説

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2019年にサービスを終了したYahoo!ブログについて、「記事内の見出しを読み取って目次を自動生成する標準機能はあったのか」と振り返りたい場面があります。現在のWordPressやはてなブログでは見出しから目次を生成する機能が一般的なため、過去のYahoo!ブログにも同様の機能があったように記憶している人がいても不思議ではありません。

結論を先に整理すると、Yahoo!ブログには、現在のWordPressの目次プラグインやはてなブログの目次記法のように、記事中の見出しからクリック可能な目次を自動生成する一般的な標準機能があった、と確認できる資料は見当たりません。Yahoo!ブログではWiki文法などを利用して記事を装飾できましたが、「Wiki文法が使えたこと」と「目次を自動生成できたこと」は分けて考える必要があります。

Yahoo!ブログはすでに終了しており、当時の公式ヘルプの多くも現在は通常の形では閲覧できません。そのため、ここでは残っている当時の情報と、ほかのWiki・ブログサービスに存在する目次機能との違いを整理しながら解説します。

Yahoo!ブログにはWiki文法を使う投稿方法があった

Yahoo!ブログでは、少なくとも過去の時期にWiki文法を利用した記事投稿が行われていました。当時のYahoo!知恵袋にも、Yahoo!ブログの記事投稿で「wiki文法使用」にチェックを入れてリンクなどを記述する方法についての記録が残っています。当時のYahoo!ブログのWiki文法に関する記録[参照]

Yahoo!ブログ利用者によるサービス終了時の回顧記録でも、2007年ごろにWiki文法の機能強化があり、その後2010年には「かんたんモード」の投稿画面が導入されたことが記録されています。Yahoo!ブログの投稿機能に関する回顧記録[参照]

つまり、Yahoo!ブログが単純な文章入力だけのサービスだったわけではありません。リンクや文字装飾などをWiki文法によって指定できた時期があり、後にはより直感的な投稿方法も提供されていました。

「Wiki文法が使える=目次を自動生成できる」ではない

ここで混同しやすいのがWiki文法と目次機能の関係です。「Wiki」と聞くとWikipediaのように、見出しを作れば自動的に目次が表示される仕組みを思い浮かべるかもしれません。

しかし、Wiki文法はすべてのサービスで共通の機能を持つ一つの規格ではありません。サービスによって利用できる記法や機能は異なります。そのため、Yahoo!ブログがWiki文法に対応していたという事実だけから、「見出しを抽出して目次を自動生成する機能もあった」と判断することはできません。

Yahoo!ブログのWiki文法と、MediaWikiなど別のWikiシステムの目次機能を同じものとして考えないことが重要です。

Wikipediaなどの「__TOC__」とYahoo!ブログは別物

目次について調べると「__TOC__」という記述が見つかることがあります。これはMediaWikiで使用されるマジックワードです。MediaWikiでは複数の見出しから目次が自動的に作られ、任意の場所へ目次を配置するときに「__TOC__」を利用できます。MediaWiki公式・目次[参照]

例えばWikipediaのようなMediaWiki系サイトでは、一定数以上の見出しがあるページに目次を自動表示する仕組みがあります。さらに「__TOC__」「__FORCETOC__」「__NOTOC__」などで表示方法を制御できます。

しかし、これはMediaWikiの仕様です。Yahoo!ブログでWiki文法が使えたからといって、MediaWikiの「__TOC__」まで利用できたという意味にはなりません。Yahoo!ブログの目次機能を調べる際には、この違いに注意が必要です。

ほかのブログには明確な目次自動生成機能がある

現在のブログサービスと比較すると違いが分かりやすくなります。例えば、はてなブログには記事中の見出しから目次を自動作成する機能が公式に用意されています。「[:contents]」という目次記法を入力すると、その記事にある見出しを抽出して目次が生成されます。はてなブログ公式・目次記法[参照]

WordPressでもテーマやプラグインによって、h2・h3などの見出しを検出して目次を自動生成する機能が広く利用されています。このような仕組みでは、記事へ見出しを追加・削除すると目次も連動して変化します。

こうした現在のブログ環境に慣れていると、昔のYahoo!ブログにも似た機能が標準搭載されていたように感じる場合がありますが、サービスごとの機能を区別して確認する必要があります。

Yahoo!ブログで目次のようなものを作るなら手動リンクという方法があった

自動生成機能がなくても、記事の冒頭へ「目次」のような一覧を手入力すること自体は可能です。単純に「1.○○」「2.○○」「3.○○」と項目を並べるだけなら、通常の文章として作成できます。

また、当時のYahoo!ブログではWiki文法による文字リンクなども利用されていました。したがって外部・内部リンクを組み合わせてナビゲーション的な記事を作ることは可能でしたが、それは現在のブログでいう「記事のh2・h3を読み取って自動生成する目次」とは別の仕組みです。

例えば10項目ある長文記事の冒頭に10項目を自分で入力していたなら、それは見た目としては目次です。しかし本文の項目を変更した際に自動的に目次側まで更新される仕組みでなければ、「目次自動生成機能」とは区別したほうが正確です。

昔のYahoo!ブログ記事に目次らしき表示があった場合の考え方

過去に保存したYahoo!ブログの記事やスクリーンショットに「目次」のようなものが残っている場合、それだけでYahoo!ブログの標準自動生成機能だったとは判断できません。投稿者が自分で項目を入力していた可能性や、Wiki文法・リンクなどを組み合わせて作っていた可能性も考える必要があります。

特に古いWebサービスの機能を調査するときは、「実際の表示」と「その表示を作った機能」を分けて考えるのがポイントです。見た目が現在の自動目次に似ていても、当時は投稿者が手作業で作っていたということがあります。

確実に判定したい場合は、当時の記事本文のソースや投稿データが残っていれば、その中に目次項目が直接記述されているかを確認する方法があります。項目名やリンクが本文データそのものに書かれていれば、手動作成だった可能性を判断する材料になります。

Yahoo!ブログ終了後の移行先で目次が付いた可能性もある

Yahoo!ブログは2019年にサービスを終了し、利用者の多くはほかのブログサービスへ記事を移行しました。そのため、現在Web上で見つかる「元Yahoo!ブログ」の記事は、Yahoo!ブログ当時とまったく同じ表示とは限りません。

例えば移行先がWordPressなどで、そのサイトのテーマやプラグインに自動目次機能が設定されていれば、過去記事の見出しから移行後に目次が生成されることがあります。その場合、現在表示されている目次はYahoo!ブログ時代のものではありません。

昔のブログ機能を調べる場合は、「Yahoo!ブログで公開されていた当時の画面なのか」「サービス終了後に移行された記事なのか」を確認すると、記憶との食い違いを整理しやすくなります。

Yahoo!ブログの機能を調査するときは断定にも注意

Yahoo!ブログは長期間提供され、その途中で投稿画面や機能も変更されました。そのため「Yahoo!ブログには絶対にこの機能が一度も存在しなかった」と、すべての時期について断定するには当時の公式資料を網羅的に確認する必要があります。

現在確認できる資料からは、Wiki文法や「かんたんモード」が利用されていたことは確認できます。一方で、現在のブログサービスにあるような「記事中の見出しから目次を自動生成する一般的な標準機能」がYahoo!ブログに搭載されていたことを裏付ける明確な資料は確認できません。

したがって歴史的な情報としては、「Yahoo!ブログではWiki文法などによる記事装飾はできたが、見出しから目次を自動生成する標準機能があったとは確認できない」と整理するのが慎重で正確です。

まとめ:Yahoo!ブログのWiki文法と自動目次は分けて考える

Yahoo!ブログにはWiki文法を利用して記事を装飾できる仕組みが存在し、時期によって投稿方法も変化していました。しかし、現在のWordPressの目次機能や、はてなブログの「[:contents]」のように、記事中の見出しを抽出して目次を自動生成する一般的な標準機能がYahoo!ブログにあったことは、現在確認できる資料からは確認できません。

また、MediaWikiで使われる「__TOC__」はYahoo!ブログの機能ではなく、別のWikiシステムの仕様です。「Yahoo!ブログがWiki文法に対応していた」という情報と混同しないよう注意しましょう。

昔のYahoo!ブログ記事に目次のような表示があった場合は、投稿者が手動で作成したもの、リンクやWiki文法を利用したもの、あるいはサービス終了後の移行先で追加された目次である可能性があります。過去のブログを資料として調べる場合は、当時の画面・記事データ・移行後の表示を区別して確認することが重要です。

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